2016年2月12日金曜日

消える台湾義援金

みなさんは日本赤十字社に義援金を送れば、それは確実に相手国に渡り、日本人の善意が理解されると想像しますよネ?
でもそう簡単なことが出来ない国もあるんです。

先週、マグネチュード6.4の地震があった台湾です。

台湾の赤十字は「中華民国紅十字総会」ですが、中国との絡みで、国際的な機関には加盟しておらず、日本赤十字社とも表面上は関連がありません。
それでも、普通は、台湾の赤十字社と思うのが普通です。

ここに落とし穴がありました。

どうやら、「中華民国紅十字総会」が長年政権を維持してきた国民党とズブズブらしいのです。
国民党というのは日本統治あとに駐留してきた蒋介石国民党軍で、中国本土から来た支那人ということで、「外省人」と言われております

外省人つまり、国民党軍と内省人は1847年2月28日に大きな衝突が起き、多くの内省人が
虐殺、投獄されました。 いわゆる「228事件」です。
この経緯もあって、いわゆる外省人の品格と、権力欲、権勢欲を知っている内省人は、外省人の既成の組織を信用しません。 そして国際的孤児扱いの「中華民国紅十字総会」は、外省人の私物化した慈善団体と認識している状態です。


そんなことから、日本では通常考えられないことが起きています。

義援金受取窓口が、被害が集中した台南市政府が開設した、銀行口座にダイレクトに送金依頼を始めました。
国内的には、この口座は、テレビ報道でオープンにされており、台湾人としてはこれで一件落着ですが、ここからが問題です。

日本人の多くが日本赤十字社へ義援金を送るケースが一般的ですから、送った義援金が、一応台湾国の窓口である「中華民国紅十字総会」に送金されことが予測され、そうなれば、その義援金の一部が国民党に流れることも予想されます。

それを案じた台湾人が、台湾のテレビ報道に出ている、口座番号を個々に日本へ発信します。そうすると、その情報を受け取った日本人が、日本的な価値判断と異なる形態に不信を持ち、混乱状態になります。

台湾人のミステークの第一は、2月11日現在、台南市政府のホームページは、災害の「災」の字も出ておりません。 
メールアドレスも、メールリンクも付いておりません。

第二の目ステークはfacebookです。 台南市政府のfacebookには、メッセージ投稿も出来ない一方的な閲覧ページになっているだけなのです。
災害が発生して、1週間以上になる、ASUS, Acerを生み出した、国民の殆どがスマホを持ているお国のITインフラ対応感覚があまりにもお粗末なのです。

どう見ても、支那・中国以下のレベルであることを露呈してしまったというこです。

春節の長期休暇中のことですから、それを理由にするかもしれませんが、理由にはなりません。
モロにお国柄が出ててしまったということです。休日開けの月曜日のHPとfacebookを見るのが楽しみです。

2016年2月4日木曜日

ベッキー&清原

正月直前の台湾高雄、天候は相変わらずはっきりしません。 それでも、室内より外のほうが体感温度が高いようで、今更に、台湾の建物の構造と、今更に高雄が熱帯ゾーンにあることを実感させてくれます。

日本ニュースは、「Yahoo」「livedoor」共に、「ベッキー」と「清原」です。「清原」だけなら、「産経ーニュース」のランキングもや速報「清原」ですから、この分で行くと、「ベッキー」の目は数日中で消えるでしょう。

芸能記者は、毎日が楽しいだろうね。。

この2日ほど、アメブロに、芸能ネタを投稿したら、PVが倍増です。 やはり芸能ネタは、ブログでは強いですね。

今日は立春で、農事暦で行けば、そろそろ春ですよと教えてくれる時期なのでしょう。 台湾のカレンダーにはこうした節句が表示してありますから、面白いところです。

午前中の市場に行ってのですが、人で溢れておりました。 6日の土曜日から14日の日曜日までが連休になる台湾の正月は、当然金融機関も休みですが、今はATMがありますから何ら問題はないのでしょう。

ATMといえば、日本では自身の銀行以外のATMで引き出しをすると100円以上のコストガ懸ると記憶しております。 
台湾の場合は、日本同じケースであれば、5NT$(ニュー台湾ドル)で円貨なら15円貨から18円位のところでしょうか。 とても安いと言う感じがします。 と言うより日本の手数料が高過ぎなんです。

数ヶ月目、日本の友人に建て替えていただいた50,000円の送金をした時に、最も安いはずの「ユニオン」を利用しても両替と送金手数料で日本円で5,000円くらい掛りました。 この時ばかりは、日本にいる在日系の人が、地下銀行を利用する気持ちが実感出来ました。

そういえばあのロッテのオーナー関係者が日本で運営していた地下銀行はどうなったのでしょう?
ロッテワールドは不正に持ちだした資金が原資でできたプロジェクトなのでしょう。 kazanはこのように確信してます。

2016年2月3日水曜日

2月8日が台湾の正月

また寒くなった台湾ですが、2月8日が春節・新年です。

街の中では、赤い紙に縁喜に良い文字書き込んだ、日本で言えば謹賀新年の文字をかるような感覚に似ている商品があちこちで販売されています。

「赤」は縁喜もので、赤が大好きな華人ですから、台湾の国旗である「青天白日旗」もメインの下地は赤です。

この赤色は、日本の朱色とははっきり違いが分かります。

ドレスなど、衣服に使っても、様になる「赤」でしかも鮮やかで少々深みもあります。
女性の乗馬服に見られるような「緋」に近いイメージです。

台湾の場合、のし袋この色です。 ですからお年玉の小さな封筒も、当然この色になります。

高雄の日系デパート「そごう」の案内嬢のジャッケトがこの時期、その赤になり襟は黒のベッチンになります。
その赤を使った、正月の飾り物の店だけは、結構人の出入りが多いようです。

日本の、淺草の師走を思い起こす一瞬です。


2016年1月26日火曜日

寒い台湾にお気をつけて

台湾の寒さ


kazanと台湾の寒さとのご縁は結構歴史があります。
一番最初の寒さの経験は成田ー台北・桃園-台北ー台南(台湾鉄道・自強号)の移動で、今から25年くらい前12月です。 当時は当然今のような新幹線はありません。
成田を午前中の便で発って、夕刻20時か21時頃の自強号に乗り、台南へ。 自強号は当時で最速の移動手段でした。 
まばらな乗客で、車内に暖房が無く、車内販売も無く大変な思いをしたことがあります。 それでも、それ以前の香港の11月を経験しておりましたので、薄手のコートを羽織っておりましたので助かりました。
画像は今日の正午のテレビの情報です。


雪見事故

台湾人は普段雪とは縁のない生活をしてますから、雪に対するあこがれがとても強いです。
一面が白銀の世界になる、日本の風景に「憧れ」すら持っているようで、東京で、雪がちらつく程度で、大人でも大はしゃぎになります。 そんな事情ですから、雪の恐ろしさ、雪上、アイスバーンの運転能力は正直ゼロです。
今回の40数年ぶりの雪で、車で雪見に出かけたご夫婦がが、事故で亡くなりました。 道路の積雪や、アイスバーンでの事故や渋滞は想像以上に多かったようで、ニュースではかなりの時間を、今回の雪と関連の事故報道に時間を割いておりました。

建物の構造上の問題

今回寒さで58人の方が亡くなりました。 厚さに関してはエアコンや扇風機と言った器具で、暑さを凌ぐ生活様式が普通ですから、寒さに対しては対応がまったくありません。
台湾の建物は木造はほとんどありません。ほとんどが鉄筋コンクリートで、鉄骨にスレート断熱効果のあるプレートをはめる施工法もありません。 ですかた、壁材の外部が塗料かタイル、石材を張り、内部はそのまま塗装かクロス仕上げです。
断熱材とその上地のボード、そしてクロスと言う構造になっておりませんかr、数時間西風や北風に晒された建物は信まで冷えきります。
床にしても、天井が上階の床担っていおりますから、床からくる寒さも半端ではありません。ですから、保冷倉庫のような状態です。
今室温暖房を使用して14度ですが、ダウンジャケット+オーバーズボン+レグウオーマ+靴下にひざ掛けをしてタイピングをしてます。
台湾良好の計画のある方は、防寒対策をシッカリとすることをお勧めします。

2016年1月23日土曜日

藤田容介監督・「福福荘の福ちゃん」

面白い映画でした、 というより、Youtubeで見たのですが。。

台湾も昨夜から今日にかけて、雪が降ったり、都市部でも雪がちらついたというニュースガあるくらいで、夏仕様の住宅はまるで、アウトドアでのサバイバルのようないでたちです。
上はヒートテックのハイネックに厚手のバルキーセータープリーツのベスト、下は防寒用のオーバースエット、厚手のウールのハイソックスです。それでも底冷えがして膝かけに、以前ご紹介した扇風機型の電気ヒーターを使用してます。
夜具は、ダウンの掛け布団ですが、信じられないでしょう。

断熱処理されていない壁面は、外壁と内壁が一体構造、簡単にいえばコンクリートの一枚物が天井床壁面を囲っていますから、完全に構造自体がひえると、保冷倉庫の中のような冷たさです。 おそらく監獄は寒さはこんなもんなんでしょうね。

藤田容介監督の作品は初めて見ました。 主役はお笑い系の森三中の大島美幸ですが、坊主頭にして主役のペンキ職人を演じています。
はじめは男性と思っていたのですが。。 出身が栃木県大田原市のようです。ずばり、あの北関東の栃木弁混りの東京弁が鮮やかです。

主演女優の水川あさみ、いいですね、kazan好みの美人で好感度アップです。

立ち上あがりは、大した作品では無いと思っていたのですが、3分の1過ぎくらいから、ドンドン引き込まれます。 最後はどうなるんだろうかと心配するくらいの展開ですが、終わって見れば、結構リアルなエンディング。 作り方が本当に凝っています。

最近の洋画を看板で見ることがありますが、ほとんどがCG処理化された中に人間が登場するような画面ばかりで、興味は薄れます。 アクションでも、コンピューターゲームのような動きが一般的で、「福福荘の福ちゃん」のような、いわば、アナログ的な作風に引きこまれます。
数週間前に見た、マキノ雅彦監督の「寝ずの番」 http://takao-life.blogspot.tw/2015/12/blog-post_30.html と同じくらい楽しいひと時を過ごさせていただきました。
YouTubeに乾杯ですね。削除は時間の問題でしょう。。おそらく。

でも今は、新しい日本の監督の作品が映画界を牽引しているようで嬉しくなります。 日本に帰ったら、映画三枚の生活も悪くはないような気がします。

動画リンク  https://www.youtube.com/watch?v=3ONQwAnBkRA

2016年1月21日木曜日

スランプ-鬱

スランプ状態です。 闘争心が湧き上がりません。
朝から、Yahooの「東芝の悲劇・三鬼陽之助」の切り口から、東芝の問題を解説した「プレジデント」誌のコラムとそのリンク先にあった、『山一證券、ソニー、東芝「沈没する会社の共通点」』、を書いた、「プレジデント」誌のコラムが、結構重く、読み応えのある記事でしたのでこれに没頭です。 当然facebookの投稿も、この記事の関連です。

日本にいれば、本屋か図書館へでかたはずの事を思えば、こういう時は、海外に居ると不便ですね。
結構しっかり読みました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151221-00016856-president-bus_all
http://president.jp/articles/-/16229

こうなると、いつものパターンで、「なでしこりん」と、「ねずさんひとりごと」へ。。

今日の「ねずさんのひとりごと」は日露戦争時の海軍大臣であった、「 山本 権兵衛(やまもと ごんのひょうえ)」です。
愛妻家でも有名でしたが、確か品川宿の遊女であったのを足抜きさせ、後に結婚した逸話は知っておりましたが、簡単な自伝風のブログが、ねずさん流の語りである、小名木善行氏のブログ文に吸いこまれました。 http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2896.html

読み終えて、以前より気なっていた、東郷平八郎の日露戦争時の連合艦隊である「常備艦隊」解散時の「辞」のことを思い出して検索。
気になった理由は、S.ルーズベルトが感銘して、米国の海軍だか、士官学校だかへ納めたと言う話からです。 また、後年昭和8年(記憶)頃に、レコードで音声が発売になったということも理由の一つでした。
検索して、原文と現代語訳を見ましたが、極めて、実用的内容と表現で期待ほどではありませんでした。
S.ルーズベルトが感銘したということは、その英文訳がとても良かったのではないかと想像した次第です。http://ameblo.jp/yorkshare/entry-11875951622.html

それにしても、気合の入らない日です。。 こういう時は、亡くなっ森光子か歌舞伎役者の舞台前のテンションを上げるための音楽、ヴィヴァルディの「四季」でも聞いてみようかと。。

2016年1月16日土曜日

選挙日和

連日続いた寒さと雨はすっかり晴れあがり、台湾国の国家元首である総統を選出する投票日が何より天気になりました。

昨夜深夜0時まで、台北の各陣営の大集会があり、蔡英文氏の民進党にはおよそ約二年前に台湾の国会に相当する立法院を学生が選挙ししたヒマワリ運動のエネルギーが、再度結集されてような盛り上がりが、降りしきる雨の中で行なわれ、その模様は報道関係チャンネル全てで報道されました。
すでの、民進党の蔡英文氏が相当になるのは確定済のようなもので、いわば、親中派の国民党に「と止めを刺す」セレモニーでしかありません。
従来型の腐敗選挙と決別できた、台湾国民の叡智に拍手を送りたいkazanです。
今夜は夜通し、爆竹が轟く一夜になりそうな気配を感じます。

昔から台湾南部、北回帰線の南は民進党の地盤、kazanの好きな名物女性市長の陳菊氏も連日、テレビに露出して盛り上げております。 蔡英文氏が当選すれば、陳菊氏の高雄市長としての実績や手腕が国政でも試されるのは必定で、台湾の独立色は一層際立つ筈です。
この選挙は、おそらく台湾の歴史のターニングポイントになる選挙ですから、これを間近に見れるkazanは正に歴史の証人みたいなものでにわかに興奮しております。

知人に聞いてみたら、今夜21時か22時には選挙結果が公表されるだろうとのことで、楽しみなことです。